建国を祝う集いTOP
第二部 天皇陛下御即位20年奉祝記念映画上映 皇紀2668年 日本の建国を祝う愛知県民の集い
 第二部は、天皇陛下御即位20年
を記念し製作された映画が上映さ
れた。
 大規模災害にあった地域へお見
舞いされた当時の映像と、その後
の被災者、及び関係者へ当時を振
り返りながら語っていただいたドキ
ュメント映画。
 新潟県山古志村で避難生活を
続ける被災者のもとを訪ねられ、
励ましのお言葉をかけられる両陛
下に、それまで塞ぎがちで些細な
ことで争う、追い詰められた被災者
の心理が、一気に感激と希望へ変
わった。
 新潟県知事は、「当初滞在時間2
時間と聞かされたとき、耳を疑った
という。政治家でも多くて20分位で
メガホンで挨拶する程度だから
通常来られる筈のないお方で
2時間は異例である。現地で一
人一人に語りかけられている
光景に、それだけの時間を必
要とされたことが理解できた。
バスで同行させていただいた
が、そこにおられるだけでオー
ラというのか、政治家のそれと
は全く違うものを感じた」と語っ
た。
 阪神淡路地震での被災地で
はボランティアに関った人や市
職員にもスポットが当てられ当
時を語った。
また、陛下の理想とされる国民
との関係をこの中で語られてい
る。
 天皇陛下が行幸啓をされておられるニュースを観て「ただ手を振っているだけ」という声を聞いたことがある。確かにニュースでし
か、お目にかかったことがなく、歴史や文化、まして「建国」について十分な教育がなされない現代では、そのように映ることも仕方
のないことかも知れない。しかし、沿道奉迎など少しでもこの光景を直に体験した者は、これが、かなり特別なことであることが理解
できる。この映画に登場する人達は、大規模災害に遭い非日常の生活を強いられ、半ば絶望感のなか、間近で両陛下から励まさ
れた時、日常、遭遇することのない「何か」を感じ、それが希望と勇気に変化していったことを一様に語っている。その「何か」を「オ
ーラ」と表現する人、またある人は「まるで海が真っ二つに割れるように」と陛下の通られた後の被災者の変化を表現した。
 聞いただけなら「大げさ」と受け取る人も居よう。しかし、実感の表現は他にはないのだろう。皇位継承がなされる条件に霊的な継
承がなされなければならない。その儀式が「大嘗祭」であり、儀式的に天孫降臨が行われ天皇となられ、即位を内外に宣言される。
 皇統とは、実に神秘的かつ霊的な存在であり、直にお会いした経験のある人達は、五感だけでは分からない何かを感じ取ってい
る証がこのドキュメントかもしれない。


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