国産みと宇宙観
イザナギとイザナミによる国産みで誕生する「おのころ島」
について、しずくがポタポタとしたたり「おのころ島」となった
ところは、多く知るところであるが、この島を「日本の中にあ
る島」とする説と「地球」とする説があるようだ。
後者は小林・宮崎両氏の展開する説で、おのずから転がっ
ている、つまり自転している地球を指すもの。
後者ならば、実に壮大な話になってくる。神話の時代より
地球が丸く自転している事を古代日本人は知っていたという
事になる。
この度の講演では、他国の神話も紹介されているが、共通
点も多く神話の元は、同一のものではないかという見方があ
る。
シュメール文字というのがある。
ペトログラフと呼ばれる岩に刻まれた文字で
あるが、一説によるとこの頃すでに太陽系らし
きものが記されているという。
このペトログラフは、日本でも多く発見され、
神社背後から出土されることも多いという。
ならば、私的には、おのころ島は地球説とし
たい願望がある。