21世紀経済懇話会 平成19年9月26日(水)サイプレスガーデンホテル | |
大磯正美静岡県立大学国際関係学部教授を講師として勉強会が行われた後、塚本三郎元衆議院議員との対論という懇話会に出席した内容。 これは、塚本先生からの案内により出席させていただいたもので、主催者側ではないのですが、良いお話ですので紹介させていただきます。 |
講演は、冒頭「考古学は、発掘されるものから事実を見出すことが重要、解釈はその後、 それぞれが行えばよい。今日は、 |
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対論では、塚本氏が、海上自衛隊による、 インド洋での給油活動に言及。シーレーン 防 衛のこともあり現実は、支援活動継続の必要 性はあるものの、最近、米国は北朝鮮 に対し 「テロ国家指定」解除の機運がある。日本の 立場は、拉致問題を解決することな く解除を しようものなら、民主党の主張とは別の意味 でインド洋からの撤退を言うべきで あり、上 手な駆け引きが出来ていないことを指摘。 安部前総理も外務省の言いなりに なってし まったこと、福田総理は更に言いなりである ことに言及。そして天皇陛下を中国 に二度と 利用させてはならないことを訴えた。また、 今日の左傾化した日本を作ってしま った原因 に自民党自身に原因があることを指摘。自民 党結党は、自主独立にあり、原点 に立つこと を示唆。(これは、このときだったかうる覚 えだがその後の懇親会で、自民党 は左翼、野 党は外国籍 とも・・・。 ちなみに塚本先生は80歳になられたそうだ。 |
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大磯正美(おおいそまさみ) |
小生の私見:講演内容に「ありもしない中華民族」について日本人の中にも「中華民族」という概念があるようだ。今の中国の支配地 |
三つ目、それは日本の大学。 アメリカは軍事が一流だが、その基礎として大学が一流である。 日本が高度成長期に何故、大学のレベルを上げることが出来な かったのか?それは、企業が、大学の卒業証書を求めたことに ある。昭和37年当時、短大を含め、大学の数は300だったが、今 では717校あり、まだ毎年10数校増え続けている。これは世界的 に見ても日本だけの現象で、企業が安易に「卒業した」だけで学 生を採用したせいで、大学を増やす結果となった。経済成長をし ながら大学を食い潰したといえる。 大学とは教育の最終出口で あり、総仕上げである、また、子供から大人になる時期であり重 要なところを遊ぶ場にしてしまった。 官僚の不祥事も原因は人がきちんと育たない大学の堕落にあ るといえる。「大学をどうするのか」を考える機運が出てこないと ころがおかしい。 |
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